オレンジ商店街

見上げると、青キャンを突っ切るようにしてモノレールが走っていた。こんなところに開通したんだなあと思う。気付くと自分が乗っていて、モノレールのくせにロープに掴まるような方式になっている。落ちないように気をつけていた。

どこかに到着したのか、十字路に立っている。何となく古き良き昭和といった雰囲気。目の前には、『オレンジ商店街』と描いた看板があった。見覚えがあるなと思いながら私はそれを見ていた。