振り子地震

お父さんとお母さんと何か話していたら、お母さんがカラオケに行こうと言い出した。私も行きたいと思っていたので乗り気になった。食事もできるからか、「一石二鳥だね」と言っていた。

カラオケに着いたところで、ナプキンを忘れたことに気付く。今しているのだけじゃ足りないだろう。まだ彼が家を出ていないかもしれないから電話してみようと思った。電波の良い場所で電話をかけようと思い、急いで歩いているとニシムラさんがいた。デンさんの着メロを聴かせてくれるという。時間ないんだけどなと思いつつ、近付いて聴かせてもらった。RPGの音楽みたい。「マザーですか?」と聞いていた。

気付くと高層ビルの1階にいた。何だか揺れている。注意深く観察してみると、ビル全体が振り子のように大きく揺れているのだった。かなり大きな地震だと気がつき、怖くなった。

携帯が鳴る。表示は彼の写真だったが、お父さんの名前が表示されている。お父さん心配してくれてるんだなと思いながら電話に出た。電話の向こうの声はお母さんで、「すごい音!聞こえる?」と言われる。轟音のことかなと思った。私は「すごい揺れてる!怖い!」とこちらの様子を伝えてから「そっちは大丈夫!?」と聞いたのだけれど、返事がない。揺れも止まない。「もしもし!?」と続けながら、このまま死んじゃうのかなと思っておそろしくなっていた。

☆怯えているところでちょうど起こしてもらえた!