靴屋夫婦

どこか知らない本屋さんに来た。目当ての本が決まっているのでそれを買おうと思うのだが、空の車椅子を押しているために通路が通れない。『前にバギーで来た時は通れたのにな』と思った。右側がダメなら左側はどうだろうと考え、移動してみたがやはり狭かった。小さな靴屋さんの前に来ると、中で夫婦が話している。税金の変遷についてらしい。奥さんの方が、「こういう変わり方は困ります」と誰にともなく話していた。***『車椅子』は、彼が車椅子の部品の仕事をしているから。