田んぼ

田んぼを車で走っている。運転は彼。サーちゃんもいる。車で走ると田んぼが台無しになってしまうのが嫌で、私は止めて止めてと言っている。しかし、車は進み、田んぼの真ん中をまっすぐにどんどん行く。私はとても嫌で、しまいにはキャーーー!と叫び声をあげていた。こんな声を出したら怒られるかとも思ったけれど、それで停めてくれるならいいとさえ思った。しかし車は止まらない。端っこまで行くと、来た道を戻り出した。良く見ると、車は田んぼに沈まず上を滑るように走っていた。ああこれならいいかと思っていた。