天空の大仏

何者かから逃げている。人がたくさんいる場所に逃げ込んだ。彼らは皆仲間。私はその間を泳ぐように進む。追っ手が来るのがわかったので、私は姿を消した。すると仲間たちは動きを止めた。私がどこにいるかわからないから仕方ないが、彼らの動き次第では私の場所がわかってしまうので緊張する。追っ手が中まで入ってきた。仲間たちが止まっているので、ここにいると確信したようだ。棒のようなもので仲間たちの靴を動かしている。私がいれば、ぶつかって靴の動きが止まるからということらしい。すぐに私の近くまで来た。そして案の定、ぶつかってしまった。怪しんでいるようだ。私は急いで体の向きを変えて動かした。追っ手は次々に靴を動かすことにしたらしい。仲間たちを横一列に並べ始めた。このゴチャゴチャしている時がチャンスだと思い、私はそっと塀の方へ移動し、上に乗り、そこから飛び立った。どうやら気付かれなかったようだ。上手くいったので、ほくそ笑みながら飛ぶ。眼下にはお城(日本の)が多く見える。後ろから飛んできている彼は、きっと喜んでいるだろうなと思った。どのくらい飛んだのか、次の課題の場所へ向かった。かなり高い場所。大仏のような像がある。私を含め数人が、そこの台や頭の付近に掴まって浮遊している。そこで私は、あることに気付いた。どうやら少しずつ位置が下がっているようなのだ。像が動いているのかと思ったが、地盤が沈下しているのだとわかる。これはトップシークレットなのだと感じていた。その後、カメラバッグを取ってきて、大仏の頭がカメラバッグにぴったり入ることを誰かに自慢していた。