松山千春

どこかのスーパー。あれこれパンを買った後らしい。彼はパン屋さんの一角で、数人と椅子に座り、松山千春と話している。

私はチョコレートコーナーに行った。サンプルがいろいろ並んでいる。どうやら、私は開発とかそういったことに携わっているようだ。

エライ人(サカイ店長っぽい)が、あいつ(私の同僚?)が来ていないというようなことを言う。その人は誰もいない時にこっそりと来て勉強するような努力派タイプなんだけどなと思う。私も含め、他の人たちが言われなくても来ているので褒めているようだ。

そこで私は、まじめそうに、何か考えているような感じでサンプルを見始めた。イチゴミルクポッキーや、チーズケーキ味のチョコなどいろいろある。「ティアラ」というチョコレートは、バターのような形をしていた。値段は600円とか1000円とかするらしい。高級感があって美味しそう。手に持ってみると、少しだけ溶けた。私は、手についた分を後で舐めちゃおーなどと思う。

店を出る。たくさんの人が、おそらく帰る方向へと歩いている。松山千春と一緒にいた人たちは名残惜しそうだ。というのも、松山千春が手がけたプロジェクトが白紙になってしまったから。みんな千春についていこうと思っていたのだ。もちろん彼もその一人。きっと彼は二次会に行きたいだろうなと思う。でも夜ゴハンのパンがあるからと思ってきっと言い出せないでいるのに違いない。

みんながぞろぞろと歩いている中を私も進み、彼の後ろに行った。彼の隣には誰か(舎弟風)がいる。舎弟風の男は、彼の黒コートの背中をエチケットブラシのようなものでキレイにしてくれたらしい。私はお礼を言っていた。

彼に「飲みに行きたいのでしょ?」と聞くと、我が意を得たりという感じの嬉しい顔になる。よくそれがわかったね、というようなことを言われた。しかし、話している内に、彼は松山千春たちとではなく私と飲みに行って今日のことを語りたいのだと知る。そんなの決まってるじゃんみたいなことを言われたので、「だって私は飲めないし、松山千春と行きたいんだと思ってたよー」と答えていた。