山田さんと同居計画

外に出たらすごーい雪!見たことないくらいに積もっている。こんな勢いでは、死者とか出てしまっているのでは?慌てて家の中に戻った。

会社だか学校だかに行かなくちゃいけないけれどこれじゃ無理だ。お母さんは誰かに電話している。私も連絡網をまわさなきゃと思った。

タコとガッチョンに電話をかけなくてはいけないとわかっているが、タコにかけたら掛からない。この番号では国内からの割引ができませんというアナウンスが流れた。どうやら最初の「0077」というのが原因らしいけれど、やり方がわからない。ガッチョンの家のラーメン屋さんに今度行ってみようかなと不意に思っていた。

山田というおばちゃんが1階に住むことになるかもとわかる。お母さんが声を掛けたようだ。このおばちゃん、見た目はタチカワさん風で、中身はとてもうるさい人。お母さんもけっこう苦手な模様。

どうしてそんな人を我が家の1階に住まわせようとするんだろう!?絶対に上手くやっていけないに決まっている。お母さんの知り合いだから気も遣わなくちゃいけないし、すごいストレスが溜まるだろう。そう考えていたらものひどく嫌な気分になる。阻止しなくちゃという気持ちだった。

その山田おばちゃんだと思われる人物と電話で話す。長くなりそうだから途中で切り上げてお母さんに渡したが、お母さんはもう終わったと思ったのかそのまま切ってしまう。すぐに折り返し掛かって来ていた。