ムラサキ

バスに乗っている。ルートを損したなと思いながら外を見ると、どうやら高砂方面へ向かっているようだ。バスは右折。正面は切り立った岩壁(赤茶色っぽい)で、落石がゴロゴロ来そうな感じ。私は誰かにこわいねこわいねと言いながら景色を見ていた。どこかショッピングビルのような場所に着く。時間は16時20分。集合は17時だから、いったん家に帰るのはやめることにして、一緒にいた友達とはそこで別れた。課題を提出するのが目的。何かがもらえると知って5階へ行ったが、行列が出来ている割にシャンプーか何かのサンプルのみだとわかったのでもらうのはやめた。広くて長い階段を下りる。一番上から、杉本彩が「ムラサキの方〜」と群集に向かって呼びかけた。ムラサキってお醤油じゃなかったっけと一瞬思ったものの、献血のことだなとわかる。急いでそちらに向かうと、杉本彩は注射器を投げた。刺さったら大変!「気をつけて!」と大きな声を出しながら私も走った。注射器の落下地点にいた人は上手いこと蹴ったり打ったりして次の人へと渡していき、最後の人が無事にキャッチした。場は大いに盛り上がったのだった。