ソファから

ソファで彼と話している。ふと、玄関の鍵をかけたかどうかが気になった。「鍵かけたっけ」と言い、パッと立ち上がって玄関へ見に行った。ちゃんと閉まっていたのでホッとする。その途端、ソファにいた時サーちゃんを抱っこしていたのではなかったかと思い出す。慌ててリビングへと戻ると、やはりそうだった。ソファに座っている時、私はサーちゃんを腿の辺りで抱いていたのだった。立ち上がった拍子にサーちゃんは転げ落ちてしまったらしい。彼が「ダメだよ!」と怒っている。私は情けなくなり、泣きそうになった。落ち込む。