小山登り

教室。コミヤテルオの息子が大きめのビニール袋を持っている。中には皆のお財布が入っている。これからどこかに預けるらしい。 私のお財布は廊下にあるロッカーの中なので、鍵を持って取りに行った。しかし、廊下には人が何人かいて、ものものしい雰囲気。そのまま戻る。 教室のドアに鍵が掛かっていたので内心焦ったが、中にいた掃除のおばさんがすぐに開けてくれた。掃除を始めるときに鍵を掛けるんだなという想像で私は納得していた。 やがて教室内にも、さっきのものものしい人たちが入ってきた。何か白い玉のようなものを投げてくる。それに当たってはいけないとわかる。教室の隅にいた徳光さんがよけるように言い、私は伏せたりして当たらないように気をつけていた。 場面が変わり、目の前に小さな山。山とは言っても、石を積み上げて出来ているような感じ。 私は真ん中を登り始めた。石に足をかけてしばらく進むが、3段目くらいの石はいずれも触ると手前に外れてきてしまう。これは無理だと判断し、仕方なくいったん下へと戻った。下にいた人たちに、石が取れちゃうんだよと話す。 左と右にも登っている人々がいる。少し考え、私は右の列に並んだ。そこは階段になっているので楽かと思ったが、人がみっしりでなかなか進まない。おまけに人の多さで雪が溶け、足元が水浸しな感じになっていたのだった。