皆で旅行

これから皆で旅行なのらしい。見知らぬ部屋で準備をしている。「お父さんが時間かかるからもう出よー」ということになり、少し早めに出発。

玄関に行く途中で、自分の服装を見てみた。水玉のワンピースに水玉のハイソックス。両方とも白地に黒のドット。同じような水玉具合なので悪くはない。そこで私は気がついた。旅行に行くのに明日の服を持っていない!

走って取りに戻る。暗かったので電気を点けて進んでいく。部屋にはヒロミちゃんがいた。泣いている。私は何やら慰めの言葉をかけながら、引き出しから服を出しはじめた。タオル地のようなオレンジ色の洋服が目に入ったので出してみる。ワンピースかと思ったら少し丈の長いトップスだった。その後2着ほど服を取り出したあと、私は下着も入れ忘れていることを思い出す。別の引き出しから下着を出した。白い下着を手に取りながら「白が一番いい」と言うと、ヒロミちゃんが少し不満そう。どうやら私は以前、彼女に「白x水色の組み合わせが最もおさまりがいい」と話したようなのだ。私は笑いながら謝っていた。

更に別の引き出しの、最下段を開けている。テープを探しているようだ。しかし中身は雑誌の付録のシールばかり。SMAPのシールは草磲くんがはみ出ている。他には欽どこのメンバーたちのシール。これは古すぎて、どれも端が少しめくれ上がってしまっていた。私はそれらを見ながら『少年隊があればいいのにな』と思っていた。

気がつくと、お父さんの車に4人くらいで乗っている。JRの駅の方に向かって走っているようだ。私はここで大変なことに気がついてしまった。乗らなくちゃいけないのはお母さんの車だったのだ。お母さんたちはきっとまだ玄関の前で待っているだろう。

慌てて携帯を取り出すと、メールが来ている。そこには「マジおっせーな ムカツク!」の文字。マッツンさんからかもしれない。

私はお父さんに頼んで降ろしてもらうことにした。お父さんはやけに優しくて、少しバックして駄菓子屋さんの前で降ろしてくれた。このお店は以前家族で利用したことがある。共通の待ち合わせ場所になるだろうとお父さんが言ったので、私は心強い気持ちになった。

再びメール。「じゃんじゃんFAXが入ってたけど○○(お父さんの会社名)ヤバイんじゃねーの」というようなことが書いてある。私はムカッときていた。

とにかく急いでお母さんに電話してみた。駄菓子屋さんの脇の公衆電話から。お母さんは、やはりずっと待っていたらしい。「高校生とかいて、ぬって走るの大変よ!」と声を荒げている。もう通学の時間帯に入っているのだ。怒るのも無理ないなと思う。私は半泣きで謝った。最後には許してくれて、少し先のコンビニで待ち合わせすることになった。電話を切ろうとすると、「あの言葉、大きな声で言ってくれないの?」と言われる。何のことかわからず聞き返すと、「プレゼント使ってくれてありがとう!」という答え。私はそれでピンと来た。「プレゼント使ってくれてありがとう!」と元気良く言って電話を切った。

少し歩くと、セブンイレブンを見つけた。ビルの中にあるらしい。入ってみると、男の人が2人いる。私がキョロキョロしているのを見て「7階?」と助言してくれた。レストランも7階にあるらしい。「気軽に食べるどころか〜〜(忘れた)だよな」と言いながら笑っていた。案内板を見たら、セブンイレブンがあるのは9階だった。あまりにも上なので行くのはやめた。

トイレに行きたくなったので、地下1階に下りてトイレに入った。