偽ビートルズ

コンサート会場にいる。NHKホールっぽい雰囲気。客席で、ビートルズのそっくりさんたちが歌っている。でもまったくもって似てないのだった。ジョン・レノン担当らしい人なんて、一体誰!?という感じだ。手前の人は歯の矯正をしているらしく針金が丸見えだ。私たちは、彼らを見て似てないねと笑っていた。

場面が変わり、私は絵を描いている。向こうの方に竹林のような情景が見えていて、それを写しているような感じ。「できた」と声を出すと、左の方でライオンがこっちを見ていた。そのライオンのところに本を置いておくと、後で読むということが私にはわかっていた。どうせなら日本語の本を置こうと思っている。

キヨちゃんが絵を見て「懐かしい」と言った。彼女は昔ライオンだったのだ。どうやって言葉を覚えたのか聞いてみようかと考えていた。

自動販売機の中に大きな生き物がいる。隠さなくてはいけない、誰かに見つかったら殺されてしまう!私は慌てて一緒にいた子に報告し、二人でどうしよう?とバタバタする。

親子連れがジュースを買いに来た。私は咄嗟に「お客様ですお願いしまーす」と言い、一緒にいた子を販売機の中へと押しやりながら「何とかして!お願い!」と言った。

男の子は、知っていることを言いたいらしい。無邪気なだけにたちが悪いのだ。私はその子が何か言わないように向こうに連れて行こうとしたが、男の子は随分と泣いているのだった。

そこにエリアマネージャーみたいな人がやってきた。総監督風な雰囲気。自動販売機を怪しみ扉を開けた。何着か掛かっていたコートのポケットをチェックする。エリアマネージャーの後ろにいた男の人がそれらのコートを次々と着て、ポーズをつけては見せている。しかし問題の生き物は、その一番奥に隠れられたようで見つけられずに済んだ。私はホッとしていた。

彼と私で一緒に写真を撮ってもらうことになった。高浜店長も近くにいたので呼んでいた。ハイチーズで決めているのに、フラッシュなしにしてあったから上手くいかない。直していたら時間がなくなって、撮ってくれたおばちゃんはどこかに行ってしまった。

さっきの生き物を撮ろうと思う。しかし2度ほどチャレンジしたところで嫌がっているのがわかった。私は「わかったよ」と言って立ち去った。