トコちゃんと遊ぶ

トコちゃんと会っている。ショッピングセンターのような場所で、ここでご飯を食べてから新宿に行くという計画のようだ。私は炊き込みご飯を作る準備をしていた。しかし、さっきは確かにあったはずの山菜のようなパックが見つからない。それがないと、味としてかなり物足りない出来になるだろう。探しているとほぐしカニを見つけたので、「これでもいいかなあ」とトコちゃんに相談していた。

近くでサトウさんが、奥さんと電話をしている。奥さんはオシャレな居酒屋を経営しているので、そこに私たち2人を連れて行こうと思っているらしいのだ。しかし私たちは新宿でどこか美味しいお店に行く予定だったから、ちょっと困った気持ちになっていた。

ショッピングセンターはゴチャゴチャした雰囲気なのだけれど、ミスド売り場があるのを見つけた。嬉しくなったけれど閉店間際だと思い、慌ててお店に近付いた。買う気満々だったのだけれど、トコちゃんが「新宿にいっぱいあるよー」と言う。私は「そっかその方が種類もあるよね」と答えて、買うのはやめていた。

トコちゃんと私は、ぬいぐるみのような物を持って歩いている。私の方は大きいバーバパパみたいな、ちょっと硬めで青い感じのぬいぐるみだった。いつの間にか電車の中を歩いている。連結部分が広く開いていたのでまたいで渡ったら、トコちゃんがいなくなっていた。戻ってそこにいたおばさんに聞くと、下へ行ったと言う。降りてみたら、そこにいた。下にも行く場所があったとは気付かなかったのだ。無事に会えたことを喜びながらまた二人で歩いていく。

しばらく行くと、別の電車が停まっていた。発車しそうなのがわかったので2人で走っていった。右のポケットを探ったら切符があったので、駅員さんに見せて車内へと進んだ。

気が付くと、どこかのショッピングセンターの中にいる。さっきとは違って高級そうな雰囲気。高そうな置物や絵のコーナーを通過する。絵は大きなタペストリーで、値段を見ると67万いくらだと書いてあった。私は驚きながら「67万円もするよ」と言っていた。

障子のような紙もある。やっぱりそれも高いらしい。トコちゃんは、プスッと指を入れて破るとズズズと動かした。私はビックリして「ちょっと〜!ダメだよおっ」と言った。後ろの方で持ち主のおじいさんが出てくるのがわかった。これはマズイ。

2人でふすまのような戸を開けて逃げる。おじいさんは追いかけてくる。速いっ。もうダメかと思った時、近くに立っていたキョンキョンの元旦那さんが下を指差しているのが見えた。道路に大きな穴が開いていて、そこに10センチ幅くらいのコンクリートが何本か渡っているのだった。

半信半疑だったけれど他に方法はない。私はそこにぶらさがった。左手にハガキを持っていたからそれを見られないように、それでいて指も見えないようにぶら下がるのは至難の業だった。それでも何とか持ちこたえ、おじいさんはいなくなってくれたのだった。

場面が変わり、2人で車に乗っている。中学の前を通過した。私は「モドさんがいたよーユンもいるかもね」と言いながら、トコちゃんはモドさんのこと知ってたっけ?と思っていた。

車を降りてキョロキョロしている。新宿なのかもしれない。もう21時を過ぎている。私は、ご飯を作ってこなかったことを思い出した。昨日のカレーはあるけどご飯を炊いてきていないじゃないか。彼が帰ってくる前に帰りたいなと考えていた。

☆昨日トコちゃんと遊んだから。新宿も行きたいねーと言っていたから。