マアちゃん来訪

マアちゃんが我が家に遊びに来ている。オシャベリをしていたら、彼が帰ってきた。時間は18時過ぎ。夜ゴハンを作らなくちゃと思う。

キッチンに行き、冷凍庫を開ける。納豆のパックが大量に入っていたが、あまり役立ちそうにない。

結局、袋入りのラーメンを作り始めた。マアちゃんと彼は、しばらく談笑していたのだけれど、そのうちに彼がキッチンに様子を見に来た。後ろから覗き込み、ちょっと不満そうな感じ。

完成し、どんぶりに入れながら私は気が付いた。きっとこれでは量が足りないに違いない。せっかく卵の具合が絶妙なのに。何しろ、麺は一袋、卵は2個しか使ってないのだ。しかも3人いるのに2等分している。私は困った気持ちになっていた。

マアちゃんの所に戻る。「18時くらいまで平気なんだけど、そんなにゆっくり出来るなら温泉に行かれるよって言われたの」と言っていた。私は、旦那さんに言われたのかな?と考えていた。

気が付くと、駅ビルにいた。柚子茶を買いに来たらしい。やけに薄暗いので定休日なのかと思ったけれど、近付いてみたら4、5人の人がレジに並んでいた。『やってるんだ』と思い、お店の中に入った。

店内はたくさんの商品が並んでいる。奥まで行くと、コンロやハロゲンヒーターがあった。ハロゲンヒーターは全部稼動中で首を振っている。コンロも実演中らしく、焚き火のように大きな火が出ていた。私は、『火事になったら大変。すぐ逃げないと』と考えていた。

見知らぬ太めのおじさんが、私を追い抜かして歩いていった。おじさんはコンロの脇を通り過ぎる時、そこから出ている火の中に手を突っ込んだ。にもかかわらず、平気な顔をしてそのまま歩いて行く。私は驚いた気持ちでそれを見ていた。