蜂の大群

おばあちゃん宅の居間にいる。私は彼と話していたのだけれど、生理なのにパンツを履かずに座っていることに気がついた。慌てて立ち上がり、トイレへと向かう。彼が後ろで「もしかして失敗しちゃった?」と言っているのが聞こえてきていた。

トイレに入り、水を流したら思いっきり溢れてきてしまった。した筈のない物まで一緒に浮かんでいる。前に入った人(ユカボンとお母さんのイメージだった)が上手く流さなかったのに違いない。それはともかく、私はとても焦っている。彼に助けを求めても、こんな状態を見たら私がしたと思われるかもしれない。困った気持ちで一杯になっていた。

気がつくと、トイレは部屋のようになっていて数人の人がそこにいる。ここは誰かの家らしく、家人に見つかるとマズイことになると全員が理解していた。すると、誰かがドアを開けようとし始めた。私はハッとし、鍵を掛けたかどうか急いで確認をした。しかし、鍵が掛かっていても、中に人がいるのがわかったら結果は一緒なのだ。このピンチをどうしようかと考えていると、どこかのおじさんが意を決したように外に出た。家の持ち主と、身振り手振りで何か話している。ジェスチャーから察するに、「20分も閉じ込められてたんですよ」と言っているようだった。私は、『うまい言い訳だなぁ、勇気あるなあ』と思いながら見ていた。

ふと、今こそが窓から出られるチャンスだと気付いた。あたふたと窓を開け、体ごとくぐり抜けて急いで逃げた。

場面が変わり、皆で走っている。向こうから蜂の大群が飛んでくるのがわかった。顔の辺りに当たってくる。手で防御しながら走るものの、完全に避けるのは不可能だ。これじゃ無数に刺されるだろうなと思いながら走っていた。

ゴール?に到着。これはエキストラの仕事だったらしい。しかし、いくら仕事でもこんなのは大変すぎる。そう考えたところで、『他の人たちは本当に刺されているのだろうか?』と思った。隣りにいた女の子2人に聞いてみると、本当に刺されていたと言う。顔を覗き込んでみると、たしかに目のところがプックリ赤く腫れていた。

私は納得し、「目の皮膚は薄いから腫れてしまいます」と別の女性に説明していた。そのセリフは韓国の人が話しているようなテンポになっていて、自分でも少し不思議だった。