星空

桃を食べている。すごくジューシー。2つくっついた形をしていたので、私は皮をキレイに剥くことに神経を注いでいた。横では、お母さんとお友達らしき人が話をしていた。

ふと見ると、じゅうたんに小さな白い虫が見えた。ピョコンピョコンと跳ねながら移動していく。気のせい??と思いつつ掃除機をかけ始めると、白い虫は焦ったようにどんどん飛んでいくのだった。しかも1匹じゃない。掃除機をあちこちに向けると、そこかしこから飛び出すではないか。

TVでは、その虫のことを放映している。誰かが実験してみたようだ。風邪の虫などいろいろな菌が抽出されたらしい。私は『風邪の虫とかはあまり関係ないな』と思っていた。

場面が変わり、受付に立っている。「カグ」という会社の人がやってきた。顔はネギシくんだ。私は「カグ様ですね」と、会社名を確かめた。ネギシくんは改まった調子で「はい」と答える。そして、「カグのカザです」と言った。

「カグ」という会社の「カザ」という人なんだなと思いながら名刺を見ると、そこには「神成(かざ)」と書いてあった。珍しい字だなぁと思う。縦書きで筆っぽいフォント。神に関する会社なのかなと感じていた。

下の名前も変わっていた。仮名には「みのる○○(←忘れた)る 」とある。「みのる」は「稔」という字だったような気がするのだけれど、再び見ると、とんでもなく難しい字になっていた。ネギシくんは、紙にすらすらとその字を書いている。私は「ちょっといいですか」と覗き込みながら、その文字を練習していた。

受付の前は廊下なのだけれど、そこをポッチャリ体型の女の人が走っていった。両手を左右に振りながら、何かセリフを話している。私は、それが演技なのだとわかった。彼女は女優なのだ。しかしその演技はとてつもなくわざとらしかったので、私は『ドラマってこんなだっけ?』と不思議に思っていた。

再び場面が変わる。どこかに研修?に来ているらしい。小さなロッジのような所で、周りは海っぽい。星を見上げると、満天の星でとってもキレイ。私は感動しながら星を見渡している。見続けていると、それはいろいろな物に見えてくるのだった。私には、小さな男の子がお父さんにおんぶされて見上げている様子に見えた。『自分がそういう体勢だからかも?』と思っていた。しばらくすると、隣りにガレッジセールの川ちゃんが来て何か説明していた。

生徒たちがぞろぞろと出てきた。口々に「ありがとうございましたー!」と言っている。見ていると、伸太郎(金八先生のアチャーの子)が出てきた。何やら軽口を叩いている模様。私はそれを見て、気が気じゃなかった。

中では、上戸彩ちゃんと誰か男の子が体育座りで話している。私は、『結局どっちともくっつかなかったな』と思いながら見ていた。