靴を買う

教室にいる。ユリ(I)ちゃんに、「○○くん(←忘れた)がすごい目で見てるけど大丈夫?」と言われた。私はその○○くんを好きで、手紙に「好きです」とか何とか書いて渡したらしい。ユリちゃんは「あのヒト重いの大好きだからね〜」と言って笑っている。そういえば、○○くんには彼女がいたハズだなぁと思った。続けて、別に好きじゃないんだけど…なんで手紙なんか出したんだろう?と思っていた。

トイレに行こうと廊下に出た。少し歩いたところで、左の方に立ち止まっていたカップルに呼び止められた。男の子は、ニノミヤくんっぽい雰囲気。今はホストになっているらしい。私に、ブランドのバッグはいらないかと聞いてきた。「F」と逆さになった「F」のロゴが見えたので、フェンディかなと思う。しかし良く見ると、「F」と逆さ「F」の間に動物のような絵があったので、私は『フェイラーか』と思っていた。色はモスグリーンで、ハンドバッグが少し大きくなった感じの物。しかし、大金をはたいてまでは欲しくない感じだ。

「色は好きだけど…お金ないもーん」と言って断った。隣りにいた彼女らしき人に挨拶をしようと思って顔を見たのだけれど、彼女は伏し目がちでこちらを見てはいなかった。まつ毛がゴールドに近い茶色だった。

2人と別れた後すぐに、お母さんが現れた。そうだお母さんなら欲しいかもと思い、「ブランドのバッグ要る?」と聞いてみた。興味ありそうだったので、慌てて階段の上から乗り出して「○○○く〜ん」「○○○トモヒロくーん!」と呼びかけた。フルネームを言った後で、『今はホストなのに本名を呼んだらまずかったかな?』と思った。

ニノミヤくんぽいトモヒロくんは、すごい勢いで階段を駆け上ってきた。私は本名言っちゃってゴメンねと思いながら手を合わせていた。「見せてあげてくれる?」と言うと、トモヒロくんは白い靴の箱を開けてお母さんに見せた。

中にはかなり小さなパンプスが2足入っている。お母さんは「これしかないの?」と聞き、私は「ちっちゃ!」と言った。でも、デザインは素敵だった。2足とも銀色のシャレたバックルがついていて、色は黒と茶だった。お母さんは、どちらかを買うことにしたようだ。

階段の所には、段に沿ってたくさんの人が並んでいた。脇には在庫らしき靴箱が多く積まれている。お母さんは、「中国なのにこんな並ぶの」と不思議そうだった。私は「箱はないんだよね?」とトモヒロくんに確認し、「やっぱりね」と言っていた。

お母さんは、購入する際の必要事項を用紙に記入している。「ここってナニ通り?」と聞かれたので、私は窓から外を見た。正門に面しているようだったので、「青山通りでいいんじゃない?」と答えていた。次に、「ナニ館?」と聞かれた。よく覚えていなかったのだけれど、あやふやな記憶を引っ張り出して「たぶん本館」と答えていた。しかし、答えた後に『9号館とかそういう名付けられ方じゃなかったっけ?』と思い出して自信がなくなっていた。