吸収モップ

間取り図のような図面のようなのを見ている。ファミレスが2店舗あった。両方とも横に長く、お互いの端っこだけが上下に重なっている。私は、厨房を重ねて共同で使えばいいのになぁと思いながら見ていた。

図面と言っても中の様子が見えて、厨房では忙しそうに人が動いている。この2店舗は、同じ系列だけれどメニューは別らしいことがわかった。それじゃ厨房を重ねてもダメかなーと思っていた。

気が付くと、そのどちらかで働いている。手にモップを持って、水につけていた。横には監査員がいて、「それはつけないやつです」と言われて焦る。

慌てて出して、モップの毛の部分を触ってみた。すると、驚くことにまったく濡れてない!監査員のおじさんは、まあ良しとしますみたいな雰囲気で去って行った。

私は『すごい吸収力だ〜』と感激。モップ部分を手で絞ったら、水が出てきた。それがまた不思議で、面白がって何度も絞っていた。

場面が変わり、コンタクトを入れようとしている。しかし、直径50cmほどもあって、非常に入れにくい。頑張って指に乗せてみると、端っこに56と彫ってあるのが見えた。大きくて入れにくそうだけど、やっぱりこれはコンタクトだなぁと思う。

でもどうやっても目には入りそうにない。困っていると、お母さんが「それはコピーだから入れたら縮むわよ」と助言してくれた。半信半疑なまま、右目にあてがってみる。本当に縮まったので嬉しくはあったのだけれど、入りきっていないので何だかミジメな感じだった。

他のコンタクトはないものかと、レンズケースを開けてみた。たくさん入りすぎていてよくわからない。欠けていたりヨレていたり、紫だったりする。

もう出かけないといけない時間はとっくに過ぎているのに。でもヒッツメ髪にメガネというのはすごく似合わない気がしたので、私は頑張って合いそうなコンタクトを探していた。