119番

お風呂場の方でユカボンが声をあげている。チャムおじちゃんが死んでいるというのだ!私は驚いて駆けつけた。

おじちゃんは、浴槽でダランとなっていた。なるほど、これは死んでいるに違いないと思う。一瞬どんよりとした気持ちになったけれど、よく見るとピクピクと動いているのがわかった。

急いで119番に電話を掛ける。私は今にも「救急です!」と言おうとしていて、それは張り切っているとさえ言える勢いだ。なのに、電話に出た女の人は、何だかやけにノンビリした雰囲気。

そして電話口のその人は、見本の受け答えを1人二役でやり始めた。これから始まる実際の受け答えが、スムーズにいくようにとの配慮かららしい。劇?の中では、救急車の到着が月曜日(今日は土曜日な設定)になってしまうと言っている。私は、『そんなに遅かったら間に合わないじゃんっ』と思っていた。

さて、実際の受け答えに入った。私は電話番号やらその他もろもろを話している。連絡先を聞かれ、誰の電話番号を言うか迷った。彼も両親も仕事があるから留守がちだし…。電話先の女の人は私の番号を聞こうとしているのだけれど、果たして私でいいのかな?と思う。おばあちゃん(おじちゃんのお母さん)がいるから、おばあちゃんにしようかなと考えていた。

場面が変わり、電話は既に終わった模様。おばあちゃん宅の居間に皆で座っている。おじちゃんも近くに座っていたけれど、まだツライのか目があまり開いていなかった。

イトコ2人がやって来たので、何か話をしたりしている。すると、ひいおばあちゃんがやって来た。そう言えば、今はお正月だったと気付く。きっとお年玉をもらえるんだなと思った。

ユカボンがハガキのようなものをひいおばあちゃんに渡した。随分前に書いたもののようで、ひいおばあちゃんとひいおじいちゃんへの挨拶が書いてある。でも、ひいおじいちゃんはもう亡くなっている。ユカボンはそれに気付き、焦って謝っていた。