宿泊に変更

成田ビューホテル(行ったことないけどそう思ってる)の一室にいる。何だか薄暗がりという感じの部屋。泊まりに来た訳ではなく、一時的な休憩で部屋を借りたらしい。私はその部屋の真ん中にゴロンと寝そべりながら、ネットの情報?を夢中でチェックしている。

ハッと我に返り時計を見ると、何ともう0時半だ!終電は終わってしまったに違いない。どうしよう、お父さんかお母さんに迎えに来てもらおうか?でも心配するだろうな。

そんなことを考えながらバッグを開けると、中からリョーマくんが出てきた。よくこんな中に入ってたなーと思って振り向くと、後ろにもリョーマくんが座っている。じゃあバッグから出てきたこのコは??と不思議に思った。しかし、リョーマくんはそんなこと知らないよという感じで、ペタリと床に伸びていたのだった。

とにかく私は、フロントに電話して宿泊に変更してもらうことにした。フロントへは何番に掛ければいいんだろうと思っていると、電話が鳴った。いや、鳴ったというよりも、鳴れなくて無理やり音を出しているという雰囲気の音。近付いてみるとそれは黒い電話で、受話器が少し外れていた。だからちゃんと鳴らなかったんだなとわかった。きっとリョーマくんが引っ掛けてしまったんだろうと思っていた。

電話に出ると、もう休憩の時間は終わりだというような内容だった。私は宿泊に変更して欲しい旨を申し出る。しかし、フロントのおじさんは臨時の人らしいのだ。「実はよくわからないんですよ」と言いながらヘヘヘと笑っている。私の方も、実はおじさんの言っていることがよく聞こえていなかったのだけれど、合わせて一緒になってヘヘヘと笑っていた。おじさんは、わかる人に聞きに行ってくれたようだ。

泊まれないと困る!!OKでありますようにと祈るような気持ちだった。