競馬

何列かで立って並んでいる。正面にはスクリーンがあり、何かが上映され始めた。

さっき行われたらしい競馬の様子のようだ。エンジの服を着た男の人が、馬に乗って走ってきた。何か面白いことをしたので、私は見ながら笑いそうになった。その後その人は、後ろから来た人にツバをペッとかけた。この様子がまたコミカルだったので、私はおなかに手を当ててクククッと笑った。その男の人は私の後ろに立っていたので、あまり大げさに笑うのは遠慮しておいた。

続けてスクリーンを見ていると、アパートのような建物が映った。ある女の子(私?のような気もする)が、2通りのパターンで何かを考えている。その子が『こういう場合はどうだろうか』と考えると、その展開でストーリーが進むのだった。2番目のパターンは『だんだん安くなっていったりして』というものだった。画面ではアパートの中が映り、コップに歯ブラシが何本も立っていた。いずれも「ボロっちー」という感じ。安さを追求するとこうなってしまうんだな、と私は見ながら考えていた。