チャーシュー

友人らしき2人と一緒に、駅のホームに居る。何かのお金を返してもらうか払ってもらえるかするようだ。近くにマルちゃん(J)がいたので、私はそのことを話しておいた。

電車が来たので乗り込もうとすると、マルちゃんはコンビニ袋に入ったゴミを捨てに行くところだった。「ダメかなー?」と言うので、「閉まっちゃうよー」と答えた。マルちゃんは手近なドアから乗り込んだ。私も正面のドアに向かったら、ちょうど閉まってきてしまった。慌てて手で止めようとしたけれど、間に合わず。「やだーっ」と言いながら右に走って行くと、電車の先頭があった。ドアではなく、電車の先端部分から乗り込むことが出来た。私は少し不思議に思った。この電車は舞台のセットみたいに向こう側はないのかも、と考えたりしていた。

電車の中にはたくさん人がいた。私はミキちゃんと話していた。

気がつくと、小さなゴハン屋さんにいた。男の人が隣の席に着く。これからラーメンを食べるらしい。そこに乗っているチャーシューが見事に美味しそう。以前私が食べたことのあるものだ。2人でそのチャーシューの美味しさについて少し語っていた。

見ていたら、そのチャーシューがどうしても食べたくなった。自分のお皿を見ると、TOPSのものに似たケーキが置いてある。私はその人に、一切れ交換しない?と持ちかけた。OKの返事がもらえたので、私は早速チャーシューを口に運ぶ。脂のところはあっという間に口の中でとろけ、ジューシーな味が広がった。思わず「ん〜〜♪」と言ってしまったほどの美味しさだった。

嬉しがっていると、その人も私のケーキに手を伸ばして来た。お皿には数切れのケーキがあったのに、その人はなぜか私の食べかけのものを取ろうとする。随分遠慮深いなと思い「新しいのでいいですよー」と言ったのだけれど、その人は結局食べかけをそのまま持っていったのだった。