食器

和風の食器が目の前に並んでいる。ほとんどが少し深さのあるものだったけれど、私にはどれも割れているということがわかっていた。見た目は何ともない。しかし、実際は真っ二つに割れていて、アロンアルファでくっつけてあるのに違いないのだ。

私はそれを不思議な気分で眺めていた。他のも直るかな?みたいなことも考えていた。