トイレ待ち

夢庵のような場所に居る。一緒にいた人に、トイレに行くと告げて向かった。急に、生理になってしまったらしいと思い当たる。振り返って見ると、歩いてきた後の床にはポタポタと血がたれているのがわかった。焦ってしまう。

トイレは混雑していて、何人も並んでいた。しかし、このまま待っていたら大変なことになる気がする。私は勇気を出して前の人に順番を代わってもらえるようにお願いしてみた。快く代わってもらえ、ありがたく思う。その前の人にも同じように言って交換してもらった。更に前の人(赤ちゃん連れ)は、話を聞いていたのか言う前から「いいですよ」と言ってくれた。

それでもまだ前には何人か並んでいる。ここにいる人たち皆にお願いするのは大変だなあと感じている。

そして気がつくと、まわりに人はいなくなっていた。私は個室が並んでいる辺りにいて、近くにはレナ(K)ちゃんがいた。レナちゃんは、自分の着ている服が気に入らないらしい。不満そうな顔をしている。そこで、私が持っている服を貸してあげようかと提案してみた。薄めのモスグリーンのワンピースで、けっこうお気に入りのもの。レナちゃんに渡すと、微妙な反応だった。どうだろう?という表情をしつつ、着ている服の上からかぶってみている。上から着ているから、雰囲気はよくわからなかった。私は、「割とダボッとしてるから良いんじゃない?」と言っていた。