おじいちゃん怒る

どこかの建物。私たち(わかんないけど数人)は、入り口の前付近に居る。

中から、おじいちゃんが出てきた。かなり若い時みたいな見た目だ。のしのしと歩いてくると、おばあちゃんの頭を叩くか蹴るかした。おばあちゃんは尻餅をついて、「ああ、(自分が)おかしくなっちゃった」と言った。

おじいちゃんは何だか怒っているようだ。そんなおばあちゃんの様子を見てもまだダメージを与えようとしている。お母さんや私は必死で止めに入った。「やめてよー!」「おじいちゃん!おじいちゃん!やめてよー!」と何度も叫んだ。私は、『急に若返って戻ってきたから訳がわからなくなってしまったのかもしれないな』と思っていた。

おじいちゃんの勢いは、まだ続いている。私はやめてよやめてよと叫びながら、おじいちゃんの体を奥に押しやった。部屋の中ほどまで行ったところで、私は奥からおじいちゃんの体を引っ張ろうと思いついた。そこで自分がまず奥にまわったのだけれど、いつの間にかおじいちゃんは私の後ろに来ていた。部屋の真ん中辺りまで戻ったことで現世からも戻ったのだろうということをお母さんが言っている。

見ると、私が引っ張ろうとしていたおじいちゃんは、一瞬ゆらっとしたあと消えてしまった。おじいちゃんは、後ろから私の下の名前を呼んだ。それは紛れもなく、おじいちゃんの声だった。

私は思わず入り口付近まで戻ってしまった。驚いたのが半分、私にも叩いたりするのかな?と怖いのが半分。「私にも怒る?」と聞こうと思った。しかしなかなか声を出せないでいるうちに、目が覚めてしまった。