歯には目を

おばあちゃんの家にいる。おじいちゃんとおばあちゃんがTVを見ていて、私はそれを後ろから立って眺めている。TVでは、テレフォンショッピングのような番組がやっていて、台の上に手の像がたくさん並べられている。男の人がそれを説明していた。おばあちゃんは、それをひいおばあちゃんに買ってあげようと思いついたらしい。嬉しそうに「おばあちゃん(実際はお母さんだけど)に買ってあげようか。ねえ?」とおじいちゃんに話しかけた。するとおじいちゃんは、これはショッピング番組ではないというようなことを言った。「何言ってんだ違うよ」という感じ。おばあちゃんは、ちょっと泣きそうな顔になっていた。

私は、おばあちゃんと一緒にお風呂に入っている。「トモちゃん強くなったね」と言われ、私はその理由のようなものを何か答えていた。「歯に目があるよ」と言うので見てみると、本当に下にある1本の歯に、片目が縦に付いていた。指で下唇を下げてよく見せてもらうと、その目はまばたきをしたりするのだった。何だか不思議でしばらく見ていた。

場面が変わり、岡村ちゃんがソファにひとり、ぽつねんと座っている。私は後ろから近付き、顔を覗き込みながら「元気なの?」と聞いた。「元気だよ」という答えが返ってきたものの、何だか力ない様子。私は「ほんと〜?」とわざと明るく聞き返していた。

いつの間にか窓辺にいて、岡村ちゃんがシングルCD(マキシじゃない)を数枚まとめて持っている。私に何枚か見せてくれていた。何か質問をされたのだけれど、真意がわからなかった。「聞きたいことは何?」と言ってみたら、「アイシテルフ」と囁かれた。これは大変なことになった、困ったぞと思っていた。