電車事故

トヨと渋谷を歩いている。学校帰りかも。本屋さんに付き合ってと言われ、「ブックオフ?違ったブックファースト?」などと聞きながら歩く。本当は、少し時間がなかった。でも何だか楽しかったので、トヨといるのを優先することにした。着いたお店は違う本屋さんのようだったけれど、看板にはブックファーストと書いてあった。

中に入り、トヨが欲しいという靴の本を一緒に探す。紳士用の時計などの本がある場所を見つけて「ここじゃない?」と言うと、「詳しいね」と言われた。「時計の本があるからこの辺かなーと思ったの」と答えていた。しかしお目当ての本はなく、別のコーナーに行ったりウロウロしたりした。それでも見つからなかったので、「注文しちゃうって手もあるよ」と言ってみた。その時、急にお客さんがいなくなり、レジのおじさんと私たちだけになった。「トヨ、今じゃない?聞いてみたら?」と言ったら「今日はいいや」という答えだったので、店を出てまた2人で歩き出した。『明日だんなさんとお買い物に行くのかもな』と思っていた。

場面が変わり、授業を受けている。私は先生に当てられて、文章を読むことになった。旧姓で呼ばれたのだけれど、まあいいやと思っていた。「旅窓」という単語が出てきて少し迷う。”りょそう”と読んだら、先生は「”りょまど”ですね」と言った。間違えたことをちょっと恥ずかしく思いながら先へ進んだ。

すると、今度は「窓窓」というのが出てきた。”まどまど”と呼んだら、「”まどぎわ”ですね」と言われた。えー?と思いながらよく見ると、左側にすごーく小さくこざとヘンがついていた。「あぁ、あったのか」と言ったのだけれど、他の人は笑っている。私は、恥かいちゃったな、と思っていた。

授業が終わったのか、別の場所にいる。サヤちゃんという子(でも顔はマミ)と見知らぬ男女が座って話をしていた。どうやら男の人が二股をかけた(浮気した)ために、三角関係になってしまったらしい。男の人は「俺が悪いんだ、俺だ!」と言っていた。サヤちゃんはにこやかに身を乗り出した。男女は、許してもらえたんだと理解して、サヤちゃんのほっぺに両側からチュウをした。サヤちゃんの眉毛が妙に太かった。

ところで、実のところ、サヤちゃんは相当怒っていたらしい。何よりも、男の人が許せなかったようだ。女の人の方に、「この男、出世しないかもね」と言った。これは、こんな男は一緒に捨てようという密かな提案だったのだけれど、女の人はわからなかったようで、きょとんとしていた。

その男女は置いて、サヤちゃんと私は外に出た。私は「がんばったね」と言い、2人で歩き出した。サヤちゃんが腕を組んできたのだけれど、左手が胸の辺りにあったので「何でココ?」と言いながら笑っていた。

踏み切りに差し掛かった。通過しながら、私はさっきの男の心理について大きな声で分析していた。後ろを歩いていたニシムラさんがその分析を褒めてくれているようだった。

いつの間にか、線路の上をてくてくと歩いている。向こうから電車が走ってきた。線路は何本もあり、私のいる所に走ってくるように見えた。よけようと、急いで線路を次々に横切っていたのだけれど、実は向かっている線路こそが電車の来る線路だった。私は危ういところで立ち止まり、難を逃れた。後ろの方で、向かって行くなんてどうかしてるというような声がしていた。

また電車が来た。別の人(親子?)が轢かれそうになっていたけれど、やっぱりギリギリで大丈夫だった。

次の電車は、おもちゃみたいな見かけだった。それでも当たったら危険だろう。通過したあとに振り返ってみると、ちょうど3人くらいの人が並んで歩いているところだった。電車の向かう先にいるのはお父さんだった!

お父さんはよそ見をしていたので、電車が当たってしまった。反り返った姿勢で、電車に押されながら進まされてしまっている。そして、飛ばされた。このままいくと、駅舎の壁に激突してしまうに違いない。私は、驚いて見ている。男の人がちょうど逃げようとしていたのだけれど、その人は少し迷った様子を見せたあと、お父さんの下に入って受け止めた。お父さんは仰向けに倒れ、男の人は後ろに飛ばされてしまった。

私は「お父さーん!お父さん!」と言いながら夢中で駆け寄った。男の人は亡くなってしまったんだなと思い、『大変なことになった』と考えていた。お父さんの周りにも血がついていて、駅員さんらしき人たちなどが様子を見ている。私は、救急車を呼ぶことにした。もう誰かが呼んでいるかもしれないけど、とにかく電話してみようと思った。番号を押し、ディスプレイを見てみると、「189」と表示してある。違う。119だ。上手く押せないなんて夢の中みたいだ、と思った。これが夢だったらいいのにとも思っていた。次はちゃんと119と押せた。実際は129と押していたので、何となく不思議な気持ちだった。

しかし電話は話し中で、私はすぐに切った。近くにいた女の人が、わかっている状況を話している。お父さんは、全治2ヶ月と○日(←忘れた)か○日だとのことだ。そして、お父さんをかばって死んでしまった男の人の話もしていた。本当はお父さんをかばった訳ではなく、あの後ろに非常口があったそうなのだ。あの人は、非常口に逃げようとしてお父さんにぶつかってしまったということだ。私は、お父さんのせいじゃなかったんだと思い、少しだけ肩の荷がおりたような気持ちになっていた。

☆「俺が悪いんだ!」は昨日のキスいや(仲良し2カップル内の2人が浮気)の影響。
お父さんが事故に遭う夢は、とっても目覚めが悪かったよー!