さよならABC

青山ブックセンターに来た。お母さんとおばあちゃんも一緒。中に入ると、廊下のようになっている。壁のポスターなどはすべて剥がされていて、アルバイトの女の子の写真が3枚だけ貼ってあった。私は「今日で終わりなんだよ」と言いながら歩いていた。

写真が貼ってある子たちが今日のアルバイトの担当なのだと思っていた。今日は閉店日なのだから、セールなんかもやるはず。それなのに3人で足りるかな?と少し心配になっていた。

奥へ行くと、椅子が並んでいて試写会みたいな雰囲気。私たちは座って見ている。舞台では、さっきの写真の子たちが涙ながらのコメントをしていた。
私も夢庵時代を思い出し、思わずじーんときてしまう。

次は、マッツン作のビデオの上映だった。文字はなく、写真が次々に映されていく。途中でナプキンの写真が出たりした。私はさっきの感動が台無しじゃんという感じで、横にいるマッツンをつついていた。

そして買い物の時間になった。おばあちゃんが、私たちにひとつずつ何か買ってくれるらしい。お母さんは既に決めているようだった。私の心も決まっていたのだけれど、『オマケでダレンジャンも買ってもらおう』と思った。他の児童書も一緒に買ってもらえちゃうかも♪などと考えてワクワクしていた。

青山ブックセンターが全店閉店というニュースを聞いて悲しかったので。
「ダレンジャン」は、調べてみたら「ダレン・シャン」だった。