ご飯を探せ


トイレにいる。個室に入った瞬間、色のついたスプレーが噴き出してきた。2色あり、ひとつは赤だった。かかったら汚れてしまうので、私は急いでよけていた。別の場所にあるトイレに行こうかとも考えたけれど、そっちは汚いからイヤだし…と思った。良いトイレがないなあと思っていた。

場面が変わり、テストを受けている。国語だから得意だと思っていたのに、何だか頭が働かなくていきなり1問目でひっかかってしまった。しばらく経ってから、もう残り時間が少ないことに気付く。隣りの子(ユキチ?)に、焦って「何分までっ?」と聞いていた。15分くらいはあるようだったけれど、後半は長文があるだろうし、この分じゃとても最後まで間に合わないなと思った。得意な国語でこんな結果になったことを悔やんでいた。

次の問題には、冷やし中華のような絵が描いてあった。AからRくらいまでのアルファベットが振ってあり、「この中でご飯はどれとどれでしょう」という設問だった。難しい。

私の席だけが皆の位置とずれていて、カンニングを防ぐために場所を直すことになった。しかし、机を動かした拍子にテストの用紙が落ちてしまった。拾った用紙を見てみると、冷やし中華の具の順番が変わってしまっていた。うろたえながら麺をつかんで乗せなおしたりしてみる。困ったなあと思いながら見ていたら、アルファベットが一部見えなくなっているのがわかった。これでは問題を解くことができない。そこで、手を挙げて先生に助けを求めた。先生は中山エミリだった。アルファベットが読めなくなったと伝えると、先生は別のプリントを指差した。見ると、そこに最初の状態の写真が載っていた。私はお礼を言って、問題に取りかかった。

ふと、お皿がドンブリだと気が付いた。それならご飯は一番下に入っているに決まっている。霧がサーっと晴れるように答えがわかった。しかし、「R」と答えを記入した瞬間に、もうひとつの答えを忘れてしまった。写真を見て確認しようとしたけれど、それが見つからなくなっていた。『Kだったかな?』と思いながら写真を探していた。