ビデオと部長

リビングの窓から外を見ると、正面にも私道側にも消防車が停まっていた。火事か、災害が起こったのだと思った。逃げなくちゃという気持ちになる。

東A校舎のような所に来たようだ。私はKinkiの剛くんがいる教室に入って行った。むしょうに剛くんに会いたく思っていて、ビデオを貸してあげれば喜んでもらえるかなと考えていた。

いつの間にか廊下に2人でいて、剛くん(だと思っていたけど顔は見なかった気がする)にビデオを見せている。ケースには録画されている番組名が書いてあり、一番上は「あいのり 第1回 第2回 第3回」となっていた。剛くんは興味深そうに「これは見たいねえ」と言い、私は嬉しく思いながら「そうでしょ?」と答えていた。

幅の狭い階段を、後ろ向きにおりている。上からNewSの山下くんがついてきているのだ。隙があればビデオを奪おうとしているのだと思い、私は何か言って牽制した。山下くんは、ちぇっバレたかというような感じで返事をしていた。

場面が変わり、会社のような所にいる。正面はN部長の席で、今は不在のようだった。私は何かの書類を手にしていた。それは2、3枚あり、ノートの切れ端のようでもあった。N部長の思い出に関わるような物らしい。私は部長のデスクへ向かうと、他の人に見られないように注意しながら開きっぱなしの引き出しにヒラリと入れた。もう部長には会えないような気がしていて、それを寂しく思っていた。

☆「博士の愛した数式」を読んで、余韻にひたりながら寝たら見た夢。読んでいる時は、バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクが痩せた感じで博士をイメージしていたのだけど、夢の中ではN部長を博士のような対象として思っていた。年齢的には近いと思うけど、見た目はちょっと違うかな?昔はハンサムだっただろうっていう記述からかも。あと穏やかっぽいとこ。