小銭を出す

オーストラリアに行ったばかりでナンですが、国内旅行に行く目論み。カウンターで予約を済ませ、日程表を受け取った。

彼と歩き出すと、土手のような場所に出た。すると、彼が昔に付き合っていたらしい彼女が声をかけてきた。何やら二人で話したいことがある様子。怪しそうな感じはなかったので二人にして私は場所を移動した。

気がつくと、学校の廊下を歩いている。パンフレットが何種類か置いてある台を見つけた。旅館の案内のようだ。そういえば、自分たちの宿泊場所はキレイな所にしただろうか?ふと疑問が湧く。東北(な雰囲気だった)に行くから和室なのはいいとして、ボロボロだと旅を楽しめないに違いない。ちょっと焦りながらバッグから日程表を取り出した。

何ホテルなのか何旅館なのか、それを確認しようとしたところで誰かに左側から話しかけられた。私は何かを答えていたと思うのだけれど、気がつくと場所が何かのお店のレジになっていた。

左側にいるのは見知らぬ少年二人。私はその二人に心配されながらお金を出そうとしている。代金は1202円。1円を2枚見つけるのが至難の業だった。何しろ、取ろうと思うと10円玉になっていたりするのだ。頑張って2円を出した。少年たちは「おぉーっ」と驚いていた。

次に200円を…と思ったが、それは賢くないぞと考え直した。この先の買い物で千円札がないと困りそうだから、もうここで一万円札を出してしまおうと思った。レジの女の人は「200円…」と小声で言っていたけれど、私が一万円札を出した時点で納得したようだった。私は上手にお金を払えたと思って大満足な気分で歩いていた。気がつくと横にいた彼に、今のことを嬉しげに語っていた。

歩いていくと、飛び降りないといけないくらいの段差が出現。このまま飛ぶとちょっと痛そうな高さだ。私は横に渡っている木の板を利用しようと考えた。ロモバッグを肩から外して地面に置く。彼は何をするんだろう?という顔で見ている。木の板の右の方を下にして、斜めにしながら地面に落としてみた。すると、案外段差は低いことが判明してしまった。木を手持ったまま途方に暮れたような感じになってしまい、彼はそれを見てちょっと笑っていた。

場面が変わると、私はテーブルに着いていろいろな人と次々に握手をしては「ごめんなさい」と言う作業を続けていた。コレだ!という人が現れたらやめることになっているらしい。最後の人はこちらには来ずに、「さすらい」を歌おうとしているようだった。

☆レジでの場面は、オーストラリアで似たようなことがあったから?その時も、小銭をいい感じにこまかくピッタリ出せて嬉しかったんだ。