通り魔

ブッタイが今も私のことを好きだということが判明。二人で何か話している。ブッタイは旅行に行こうと言って、そそくさと予約をしたようだった。私はどうしてこんなことになっているのかわからず、困りながらいろいろと考えていた。

気が付くと車に乗っている。ブッタイが「きよしのドドンパ」を歌いながら乗り込んできた。友達と飲んできたらしく、ちょっとご機嫌な様子。「私がいま誰と付き合ってるか知らないの??」と聞いてみたら知らないようだったので、「○○さんだよ?」と言った。すると途端に黙った。「申し訳ないけど旅行もキャンセルさせてもらって良いかな。」と言うと、頷きながら涙ぐんでいる。私はどうして今頃になってこんな企画が持ち上がったのか不思議に思っていた。彼が車のすぐ後ろに立っていた。お迎えに来てくれたらしい。車を降りて、二人で歩き出した。

場面が変わり、彼と一緒に電車に乗っている。すいていたけれど、席には座らずに立ったまま話をしていた。少しすると、左の方から知らないおじさんが歩いてきた。手には包丁のような物を持っている。酔っぱらっているのか、乗客に切りつけるフリをしながらウロウロと歩いている。

近付いてきた。私が彼の後ろに隠れるようにしながら見ていると、男は私たちには気付かずに通過していった。ホッとしたその時、今度は連結部分にいた男の人に切りかかってみせた。「フリ」の筈だったのに、手が滑ってしまったらしい。男の人のスネの部分がスッパリと切れてしまった。切りつけた男は動揺を隠せない様子。

私たちは「大変!」と走り寄った。彼が男の正面に向かって包丁を奪おうとしているので、私は後ろに回ってサポートした。男は最初は抵抗気味だったものの、しばらくすると反省した様子で私たちに何か語っていた。