どこかの家の2階にいる。広い部屋で一面が畳。大きな押入れがあって、私はここを片付け終わったところらしかった。これから家族で(?)旅行に行くのだ。

出かけようとして、フォーマルな服を持っていないことに気が付いた。彼も私もレストランに入れなくて困るかもしれない。出ていたダンボールから靴を探すけれど見つからない。お母さんは、友達が来るからあまりちらかして欲しくなさそうだった。私を置いて下に行ってしまった。

押入れに顔を突っ込んで服を探す。ハンガーに掛かっているものの中から必死に選ぶけれどロクなものがない。パステルグリーンの手編み風カーディガンや着古した薄手のものなど。探しているうちに、ピンクのアンサンブルを発見。ちょっと古臭いけどこれで妥協しようかと思っていたら、白地に赤いラインが何本か入った3ピースを見つけた。これでいいやと手に取ると、ヒヤリとした感触があった。見ると、袖口の所にカプセルに似た形の白い物がいくつか付いている。

直感的に、これは虫だとわかった。プルプルとしている感じ。白い物は、正解だとでも言うように一斉にウネウネと動き出した。気持ち悪くて見ていられない。慌てて手を離して、あれは虫だったというようなことをお父さんに言っていた。お父さんは、「ジャケットも持っていかないとダメだよ」と言う。彼の服も同じように、ろくな物がなくて困っていた。最終的には彼の分も自分の分も持たずに部屋を出てしまった。

下に行くと、お母さんの友達がゾロゾロと来たところだった。お母さんが嬉しそうに「紹介するわ」などという声が聞こえてくる。

私は友達何人かと話をしている。デルちゃんが「ねー、これ」と言いながら私に見せた物は、さっきのあの白い虫だった!「それ虫だよ!」と言うと、デルちゃんは「きゃーーーっ」と言いながらそれを私のアゴのところにグリグリと塗りだした。私も「きゃーーーっ」と叫んで慌てて水で洗い流した。デルちゃんに怒りながらも、まだ虫がついている気がして何度も手でこすっていた。

マツモトくん?について話している。「良さそうな人だよね〜」と言うと、一緒に話していた人はとても驚いていた。陰ではとんでもなくひどい人らしい。ワラガヤくんの方がよっぽど良い人らしい。わかんないものだなぁ、と思った。

私たちは掃除を始めた。お母さんの友達が入ってくるまでに片付けないといけない。しかし我が家のペットたちはやりたい放題だ。ウサギだけでなく、リスや他の動物がいる。合計4匹。ウンチもたくさん転がっている。「掃除機で吸っちゃう?」と相談していると、お母さんが来るのがわかった。掃除機で吸っていたら文句を言われそうなので、慌てて箒に持ち替えた。

気が付くと、長方形のテーブルがある部屋で席に着いている。隣りには慎吾ちゃん、向かいには加藤浩次がいる。運ばれてくるお料理についていろいろ話しているようだった。タマコがお料理を運んできた。私の前にあるのはお豆腐の料理。バットの上に深い入れ物があって、そこに大きなお豆腐と水が入っている。タマコはそこに手早くトマトソースをかけた。

気になってお箸でツンツンしてみると、タマコは手を遮る。いじってはいけないらしい。でもやっぱり気になってお箸で少し混ぜてみた。タマコはすごいスピードで私の手を止めた。見ると、水の部分がプルプルと固まってきたのがわかった。そういうお料理なんだなあ、と考えていた。