プライド

昔のファイルをスタイルシートを使って手直ししている。ふと、ここは教室で、テスト中なのだと思い出した。もう時間がない。最後に慌てて記号をBとかCとか書き換えていた。

提出の時間になり、前へと回す時に名前が旧姓のままだったと気が付いた。直そうかどうしようか迷ったのだけれど、もう面倒なのでそのままにしようと決めた。後ろの人に「もういいやー」と言っていた。

ハットリ先生に「○○さん(←旧姓)」と呼ばれる。2枚のハガキを持ってきてくれた。私が書いたと思っているらしい。その内の一枚は、小学校低学年の子が書いたような字と絵だった。「先生〜いくら何でも違いますよー」と言ったら皆も笑っていた。

視線を移すと、クリアファイルが置いてある。切抜きが入っていて、それはどうやらドラマ「プライド」の物らしかった。一部しか見えなかったけれど、内容はわかった。

ハルが駅のホームでキスをしようとすると、竹内結子が拒否する。「なんでだよ」とキムタクが聞くと、竹内結子は「するなら深いのにして」「するなら深くなっちゃうもん」と答えた。駅だから長くはできないけれど、一瞬で済むほどの想いじゃないということだろう。その後、延々と愛の言葉が続いているようだったけれど、ファイルで隠れて見えなかった。