ヘアスタイル

知らない女の子がナチュラルなパーマをかけて戻ってきた。可愛らしくなっていて、少し羨ましく思っている。ちょうど美容院に行きたいと思っていたことだし、私もパーマをかけることにした。気が付くと、既にパーマをかけ終わった後だった。満足して帰路につく。

ふと、長さはどのくらいになったんだろう?と不安になった。触ってみると、肩よりも短くなっている。ヤバイ。量が多いから短いと膨張してしまう!そう思って更に触ってみると、かなり膨らんでいるのがわかった。パーマもクルンクルンという感じ。可愛いには程遠いに違いない、と思って絶望的な気分になった。

毛先を手に持って見ると、色も明るい茶色になっていた。これからずっと染め続けなくてはいけないのかと思うとますます暗い気持ちだった。「パーマをかけてください」としか言わなかったのが敗因だと思った。長さもスタイルも伝えなかったのだから仕方ないなと諦めつつも、パーマなんてかけなければよかったと後悔していた。

場面が変わり、電車に乗っている。地元の駅に着くところで、ノリー(キヨちゃんかも)だかが「あれ、アリーじゃない?」と言った。見ると、外人の女性が一人歩いている。デルちゃんの敵だなと瞬時にピンと来た。恋のライバルである。私たちは焦った。彼女の姿をデルちゃんに見せるわけにはいかない。今はそういう時なのだと二人ともわかっていた。

どうしよう、どうしようとあれこれ考えているうちに駅に到着。とりあえず家に帰った。家の前にさっきのアリーが居た。彼女は芸能人なのか、マネージャーだか撮影陣だかが3人くらい近くに居る。私は早く家に入れてあげなくてはいけないと感じた。なのに彼女の名前が思い出せない。考えていたら頭に浮かんだので「アンジェリー?」と聞いた。彼女は私に気付くと「アリー」と答えた。無事に家に入るよう誘導できたのだけれど、3人の中の1人に(名前を間違えたから)ポイントダウンだねというようなことを言われてしまった。失敗したなぁと思っていた。