15の夜とチョコレート

教室。席に着いている。高校生くらいの男の子が遅れて入ってきた。由緒ある家の人なのに、少し悪い感じになってしまったようだ。言動なのでそれがわかる。

彼の両親も同じ教室に座っていて、驚いた口調で「どうしてそんな風になってしまったの」と聞いた。男の子は「関係ないよ」と答えるとスタスタと席に座ってしまった。『何か起こったんだな』と思った。

私は席でチョコレートを食べている。直径5cmくらいの円で、横から見ると縁が絞れた楕円形をしている。大きいなあと嬉しい気持ちでムシャムシャ食べた。歯ごたえは硬め、味はサッパリしている。なのに食べ終わると何とも言えない甘みが口中に広がった。なんて美味しいんだろうと思ってウットリしていた。

気が付くと、図書室のような所にいる。棚を見ていくと、尾崎豊の「15の夜」という本があった。並んでいる本はすべて表紙を見せたディスプレイになっていて、先頭の本をめくると奥に関連した本が何冊か置いてあるという仕組みらしい。「15の夜」をめくってみたら、数冊の本が見えた。同時に、武田鉄矢の声で説教が始まった。テープがセットされているらしい。私は『はは〜ん、さっきの男の子はこれの影響を受けたんだな』と理解した。