CD

お母さんと一緒に出かけてハラさんと会う予定になっている。待ち合わせは10時だけれど、早めに出て9時頃着こうかと話していた。妹たちも出かけることになっているのに、まだ起きて来ない。時計を見ると9時45分だったので慌てて起こす。待てよ、これじゃ私たちも間に合わない!

なぜか不便なバス停だかで待ち合わせすることになっていたので、変えてもらえるよう頼もうと思った。お母さんたちはやけにグズグズとしている。あまりのルーズさに、私はふざけないでよ!とかいいかげんにしなさいよ!などと怒って大声を出していた。

別の場面。特設会場的な所でCDを2枚買う。後で見ると1枚はプリプリらしい。ケースを開けてディスクを見たところ、何だか家にあるような気がした。考えれば考えるほど、持っているものだと思えてきた。近くに彼がいたのでそのことを話す。たしか家にあるのは、ブックオフで100円とかで買ったはず。これはいくらで買ったのだろう?2000円くらいしたんだったかな、と思いながら値札を確認していた。

2枚目はもっとひどくて、なんと、間違えて違うのを買ってきてしまったようだ。ジャケットには中央に和田アキ子のアップが写り、他にも小さく二人ほどの顔が写っていた。つまり不要なCDを2枚も買ってしまったわけだ。私はショックを受け、返品できないだろうかと考えていた。

場面変わり、電車からホームに降りたところ。隣にはキヨちゃんがいる。歩いて行くと、前方に人が何人も積み重なって倒れていた。何かあったのだと確信する。危険な空気が蔓延しているのだと思った。キヨちゃんに「あっちへ行こう!」と言い、息を止めながら左の方へと急いだ。

少し行った右側にエレベーターがあり、それに乗ろうとした。もう出発しそうだったが何とか間に合った。他にも同じような人たちが乗り込んでいて、エレベーターは満員状態。乗った所で倒れてしまった人も多いらしく、やはりここにも人が積み重なって倒れている。空いているスペースはここだけなので私たちも必然的に彼らの上にかぶさるようにして乗り込むしかない。ふと、ここに乗り込んだところでどうなるのだと思った。エレベーターが止まるか悪い空気が巡ってここで死んでしまうのではないか。それは嫌だと思い、乗るのはやめた。

辺りを見ると、ここは屋上らしいとわかった。道路を挟んで反対側にビルがあり、そこにも屋上がある。高さは同じくらい。飛び移ろうと決めたが、追っ手が来ているとわかっていたのでいきなり行くのはやめて、まずこちらの建物にあったロープまで飛んだ。ターザンロープのように揺れながら周囲を確認する。やはり追っ手がいる。見つからないように注意していた。

ロープが揺れてビルから離れる度、外のきれいな景色が見える。晴れているし、壮快な気分だった。しかしいつまでもこうしてはいられない。タイミングを見て飛び移った。

追っ手に見られないよう、急いで体を小さくして隠れる。高橋英樹らしき人がいて、その近くにも若い男の人と女の人がいた。よく見ると、ここのエリアは船になっていて、高橋英樹は船長なのだとわかった。とりあえず安心だなと感じていた。