足折り紙

トモちゃん、「足折り紙」の宗家に弟子入りする。宗家は着物を着た中年女性で、結った髪にかんざしを差している。宗家とトモちゃんは、ついたてを隔てて、互いに向かい合って座っている。

やがてトモちゃんが足折り紙を始めた。仰向けの体勢から足だけをついたての向こうに出して、その演技を宗家に披露するというものらしい。下からは小さなライトで照らしている。トモちゃんは、少し足を開いて膝から下を鶴の翼のように曲げる「鶴翼」と、足をクロスさせる「不和」を演じていた。どうやら筋が良いらしく、しきりに宗家に「そうです」「そうです!!」と言われていた。