幼なじみ

自宅のリビング。お母さんが「おなか痛くなっちゃった」と言ってトイレへ行き、そのすぐ後でお父さんがお母さんを探しに来た。トイレに行っていると言うと「ええっ?」と驚いている。出勤する時にお母さんを乗せて行ってあげる約束をしたものの、もう時間がないから焦っているらしい。私も駅まで送ってもらいたいという気持ちが少しあったのだが、無理だなと考え直した。

私も出かけなくてはならないので、携帯を探す。コタツの布団をめくると中に引き出しのようなものがあったので、何となく見てみた。薄いピンクっぽい携帯もあったが、私の物ではない。すると、背後から「見るな」というようなことを言われた。振り向くと、いつも回覧板を持っていく家のおじさんみたいな人だった。ちょっと確認しただけなのに…と思っていた。

妹が目の前にいて、ものすごい鼻水(というか固形に近い)が出ている。ティッシュで取ってあげたら、驚くほどの量が出てきていた。

時計を見ると、もう8時40分。学校に行かなくてはならないが、とても間に合いそうにない。2限には間に合うかなあと考えつつ家を出た。川の近くを歩いていると、同じ学校の子たちがたくさんいる場所に出た。私は素知らぬふりで通り過ぎた。

自分の持っているサブバッグはかなり大きいと気が付いた。これはいくら何でもダサすぎはしまいかと思っている。柔道着を肩でしょうような感じで持ってみたが、やはり何だか変だと感じている。帰ったら違うバッグを持って行こうと思っていたが、中3は私服でいいんだったっけ?という疑問も感じていた。学校には午後から出ればいいやと思っている。

また別の集団に出くわした。ヤンキーグループっぽい感じ。今回も素知らぬふりで歩いていた。真面目な印象の私が学校に行かず歩いてるのを見たらこの人たちはどう思うんだろうかと考えつつ、目に付かないように歩いていた。少しして、誰かが万引きか何かして捜索されているらしいとわかる。私はそのとき草の陰に隠れていたので、もしこれで誰かに見られたら疑われちゃうなと思った。急いで出て、また歩き出す。

なぜだったか、プールのような場所に皆入っている。私も飛び込んだが、泳げないことを思い出した。こんな深いところでどうしよう。慌てた気持ちになったが、皆が助けてくれたのだった。

気付くとどこかの部屋で、シュウくんと一緒にいた。私のことを好きでいてくれたらしいとわかる。いろいろ話した。そして場面が変わり、今度は彼と一緒にいる。シュウくんが部屋に入って来るなり、「大変だ!浮気されてた!」と彼に言った。私がシュウくんと付き合っているのに彼と浮気したのだと勘違いしているらしい。私は強い口調で「何がっ!?」と迫っていた。

誤解は解けた。私は「昔は話せなかったのが仲良く話せるようになって嬉しいなとは思ってたけど…」と言った後は絶句してしまう。仲良くなった後は、一緒に遊びに行ったりもしていたっぽい。ふと見ると、いつの間にか指輪をしている。これもプレゼントしてもらったものらしい。左手の薬指だったけれど、私は『そういう気がないから左手の薬指にしてたんだ』と思っていた。

しょんぼりするシュウくん。彼は励ますように「よしっ今日は6人で泊まろう」と言った。男の子はシュウくんとテッちゃんとノブくんだとわかったけれど、女の子は誰だろう?と思う。「リイチ?ユキちゃん?」と彼に聞いた後、「でもリイチは他のクラスだったから(違うよ)」と言っていた。