ホクロの数

今日は電車だから、本を持って行こうと思う。但し、ヴィトンの小さいポシェットだから1冊だけ。何か読みたいのがあったはずだが見つからない。いくつかの棚を見て選ぶ。過去の名作だっただろうか?草枕?いや、あれは辞書だ。そんなことを考えつつ、近くにいた誰かに本を持って行きたいんだと話していた。講堂に集まるためぞろぞろと歩く。マアちゃんがトイレに向かった。集合時間は7時。時計を見ると1分ほど過ぎていたので「もう7時だよ」と声を掛けた。それでも歩いて行くので「行くの」と聞くと「うん」という答え。「あ、行くんだ」と笑って見送った。待っている間、ちょっと不安。あまりに集まりが悪くて先生が怒らないだろうか。時間ぴったりに扉を閉めてしまったりすることはないのかな。マアちゃんが戻ってきた。「出た?」と聞くと「出た」という爽やかな返事。それを聞いて近くにいたミークンたちが笑っていた。文化祭が行われているらしい。教室にお菓子がたくさん並んでいる。花嫁さんのイラストなどが書かれているので、どうやらこれらは引き出物の展示なのだとわかった。いつの間にか隣にマミがいて「あ、これ去年私たちが配ったやつだ」と言う。私は「この中のお菓子もけっこう見たことあるようになったよね」と答えていた。場面が変わり、ユンの顔のほくろを数えている。多い方が勝ちのようだ。向かって左、アゴから始まり額へと進んだ。額を数えた後、体育館の舞台を渡り反対側へ。その先は駅になっていて階段をおりた。舞台ではサザンが「BOHBO No.5」を演奏中。その曲に合わせながら床を見てホクロを探した。こんなとこにもあるのかな?と不審に思いつつ。ユンの所に戻ると、メイクさんにメイクをされていた。ホクロが見えなくなっちゃうよと思う。「8個」と告げると少し驚いた様子で「どこ?」と言っていた。気がつくとユンはオガちゃんになっている。お肌がとってもキレイ。私と同じファンデーションなのにこうも仕上がりが違うものかと羨ましく思っていた。帰ることになる。ガソリンスタンドに偉そうなおじいさんがいた。トヨタの社長だと私は知っている。別の場面。どこかの小部屋。小池栄子が涙している。ライバルからもらった、相手の写真などが入ったDVDを抱いている。切ない恋のようだ。