揚げパン

「象の耳」の合宿中。車で移動している。今は休憩中なのか、パーキングエリアのような場所にいた。歩いて角を曲がると、揚げパンの移動販売(でも車じゃなかった)を発見した。どうやら有名なお店だとわかったので、偵察がてら買いに行ってみる。

ショーウィンドウを見ると、途端にワクワクしてきた。だって「おしるこ味」なんて初めて見た。でも白玉が入っていたりすると困るので、結局「カスタード」と「いちご」にした。ホストっぽい人が作ってくれる。

いつの間にか、オリジナルTシャツも買っていたらしい。隣りにいた友達に見せている。しかし、「これ買ったんだー」と言っても気のない返事。わざと「反応無ぇー」と言って笑っていた。

Tシャツを買ったからなのか、店員さんがサービスしてくれる。チーズやハムが入っている物だった。パックに入っていて、留めてある輪ゴムとの間にちょっとした手紙もつけてくれているようだ。手紙も気になるけれど食べるのはもっと楽しみ。ウキウキする。

気がつくと、講堂のような場所にいた。たくさんの人たちが集っている。講師は催眠話法を使っているのか、寝てしまった人が多い。私はここで、寝てない人は制裁を受けるのだと気付いた。慌てて寝たフリをする。

揚げパンが見当たらない!いくつか持っていた袋の中を探しまくる。でもない。

しかも気がつくと家に戻ってきている。いつの間にが1泊して、しかも自力で帰って来たんだなと思った。一人で帰って来たというのに、誰からも連絡はない。心配していないのだろうか?しかも揚げパンも食べられなかったし。落胆した気持ちになっていた。

場面が変わり、山道を走っている。お母さんやおばあちゃんも一緒。BGMはジュディマリの曲。曲に合わせてカーブを曲がったら、向こうから車が来て危なかった。横断歩道が赤なのを見て止まった。お母さんに「よく気付くわねえ」と感心される。

青になり渡り出すと、白い長い車が道路を塞ぐように止まっていた。よけようとするのに、ジリジリと後ろに下がってくる。横断歩道を大幅に逸れて渡ることになってしまった。絶対わざとだ!思わず「感じ悪ーい!」と叫ぶと、怒ったのか中から人が出てきた。やせた、ガラの悪そうな男の人だ。近くの公衆電話で何やら報告している。私たちの車のナンバーを覚えられたらしい。後で親分?に仕返しされるかもと思い怖くなった。とりあえず逃げる。

ショッピングセンター内のブックオフにやって来た。さっきの人が現れないだろうかと少し心配。お母さんは「まさか本屋さんのハシゴはしないでしょ」と言っているが、古本屋だからあり得るのだ。仲間たちはどこにいるんだろう?と思う。見ると、向こうに顕良くん(ドラマ版セカチュー)とマチダくんと誰かがいた。3人とも坊主にしている。発見されないようにの対策なんだなとわかった。

彼らの後ろからエスカレーターに乗った。3人とも坊主頭なものだから、私は「触りたーい」とはしゃいだ気持ちになった。後ろにいた反町隆史が「ちなみにさっきのスキマで呼ばれたクチ」と自分を指差す。彼はボディーガードなのらしい。GTOの時みたいな可愛い雰囲気だった。