新企画

広場のような場所。カメラマンが何かを撮影中。その人はまだ新人なのか、上手く出来ないらしい。先輩らしき人が「ひねって寄ればいい」とアドバイスをしていた。

私はそれを横目に別の場所へ。人がわらわらといる。何かを待っているのかも。近くには「はなの舞」の店長だった女の人がいた。やけにニコヤカ。私は、この間は冷たい雰囲気だったくせにーと思っていた。

アイスを食べながら帰ることにした。イチゴ味なのだけれど、イチゴのツブツブ感がとても心地よく美味しい。感激しながら歩いている。

一緒にいたトコちゃんがトイレに行くと言うので、「ゆっくり歩いてるからいいよ」と答えた。気付くと私は左手にも袋入りアイスを2つ持っていた。溶けないかと心配になる。

「アイスが完全に溶けるまでにどこまで行けるか?」という企画を思いつく。鉄腕DASH!でやればいいのになと思った。かなりの名案を出した気分。完全に溶ける前ならば、次のアイスを買っても良いというルール。アイスを売っているお店が少ない土地に行くと難しくなってくるのだ。それで全国をまわるのって面白そうだなと考えていた。

気がつけば駅のホームにいる。イチゴアイスは最後の一口。そこで思い出した。写真撮ってないじゃん!!

駅員室の壁に同じものが貼ってあったので、それを撮るか残りの一口分を取るかで迷う。

いつの間にかマアちゃんと電車に乗っている。結局写真は取らなかったようだ。押上を出て、我が家方面に向かう電車だ。ふと、マアちゃんはどこで乗り換えるんだろうと思った。家は反対方面なのだから、普段は同じ電車で帰るなんてあり得ないのだ。

するとマアちゃんが「この路線で最大好きな駅なんだ」と嬉しそうに言う。そこで初めて、ここは押上ではなく日本橋なのだと気がついた。ホームにある自販機を眺めながら、マアちゃんが日本橋が好きだとわかって嬉しい気持ちになっていた。