膨張席

接客中。2名様をご案内している。前方に檻のようなスペース。そこを入った所の右側には、小さな家があった。ビニールのような素材で、膨らまされて家の形になっている感じ。お店にある掃除機のパックみたいだなと思った。

そこが席だと知っていたので、おばちゃん2人組をそこにご案内した。しかし、後ろにいたおばちゃんは、上手く入ることに失敗したらしい。足が間違った場所に吸い込まれていくのが見えた。ズボンの裾が入り口のどこかに引っ掛かり、めくれた状態で吸われたために別の場所に行ってしまったようだ。私は、席と外側のビニールの間にある隙間に挟まってしまったんじゃないかと想像した。あれじゃ席に着けないだろう。

間もなく、おばちゃんが怒っている声が聞こえてきた。私は思わず隣にいたセキヤさんの顔を見た。セキヤさんは、「(誤りに行くの)私だよね?ヤだなー」というようなことを言っていた。

場面が変わり、お店の前にお金が置いてある。お札が何枚かあり、その上を小銭数枚が押さえている。誰かに渡すか返すかするために、私が置いたんだったなと思い出した。風があるので、今にも飛びそうだ。確保しなくちゃいけないなと思う。

急いで近付いたのだけれど、何枚かは飛んで行ってしまった。彼と追いかける。でも、私は半分諦めていた。どうせ追いつかないよと思い、1つ目の横断歩道で左折した。そこからぐるっと回って戻ろうと思っている。彼が「もっと先まで行かないの?」と後ろから声を掛けて来たので、「きっと間に合わないから」というような返事をしていた。

また別の場面。ユカボンが、「スライドの写真見たよ」と声を掛けて来る。私はまだ見せていないと思っていて、『先に見ちゃダメじゃん』と思っていた。

デパート1階のような雰囲気のお店。台の上には、お母さんが以前買ってきてくれたお菓子が売っている。箱入りのゼリーっぽい。ゼリーと言っても和菓子っぽいもので、青いセロハンのような物で個別包装されている。表面にはザラメが付いていた。

ふと見ると、お母さんがエレベーターに乗ろうとしている。すごい混みようで、お母さんは乗り込めそうにない。私は、「階段で行かない?」と声を掛けた。お母さんは、階段を見て「こっちはすいてるのね」と言った。階段は2ヶ所あり、お母さんがチェックしていたもうひとつの階段は混んでいたのらしい。すいているルートを見つけて、ちょっと得した気持ちだった。

そしてまた別の場面。我が家の1階の和室にいる。地震が来た。微妙だけれどユラ〜リと揺れている。これから大地震が来るんだなとわかった。何だかそんな気がしてたんだよなぁと思っている。まずは頭を守るべきと前に2人で決めたので、私たちは布団をかぶろうと準備していた。