忍者

私は、忍者なのらしい。JR駅と駅ビルを結ぶ通路を発見して、ちょっと嬉しくなった。でも前にユカボンと通ったかもなぁとも思っている。

忍者らしく(と思っていた)、宝物を探すことにした。誰かと2人で歩いていく。すると、後ろから数人の黄色い忍者が追ってきた。逃げて行くと、別れ道に出る。左側は広い通路、右側はとても狭い入り口の通路だ。一緒にいた人に教えられ、右へと進む。黄色い忍者たちには、左だと騙しておいたらしい。私は急いで通り抜けようとしたけれど、おしりがつかえて入らない。やっとの思いで通過した。

くねくねした道を進むと、少し広い場所に出た。壁の一部に破れる場所があり、そこを叩いて裏返すと、窓になっているのだった。窓を開けると、そこには綱が渡っていた。

綱を伝って下に降りると、小さな男の子がいた。いつの間にか、おんぶをしている。なぜか私が上。敵にバレないように、男の子の髪の毛に口をつけるフリをして「(敵が来たら)パパって言ってごらんよー」と言った。男の子は「うん」と返事をしていたのだけれど、また私が上でおんぶだったため、敵と話をする状況ではなかった。

しばらく行くと、男の子はいなくなっていた。綱は3方向に分岐している。黄色い忍者が再び追ってきている。私は焦って「どこ!?」と聞いた。「家のある方!」と言われ、それならわかったと思いながら走る。

最初にお店を発見した。通り抜ける時、クリアなケースに入っている棒ゼリーを見つけた。何かに役立つかと思い、それを奪って懐に入れた。ちょうどお店の人らしきおじさんが出てきたので、「営業してますか?してないですよねー」と言って誤魔化していた。

次のお店には、ひと気がなかった。その奥は家だったので、そこに入る。

がらんとしたスペースで、また壁には破れる場所がある。ここが最終地点なのだなとわかった。破って窓を開く。顔を出してみると、左の窓から相方が顔を出していた。やはりここが最後の地点。ここから下に降りれば何かがあるに違いない。そう思い、頷き合って飛び降りようとした瞬間、がたいのいい黒人が3人ほど下の部屋に入ってきたのが見えた。驚いて飛び降りるのを躊躇していると、黒人たちに見つかってしまった。

殺されるのかと思ったのだけれど、私たちはバレーボールをすることになった。下からボールが飛んできたらレシーブをして受ける。ボールが変な方向に来るので、なかなか上手くいかなかった。結局、私たちは勝負に負けてしまった。

気がつくと、部屋にマアちゃんとその旦那さんがいた。結局損しちゃったというようなことを話したら、2人は楽しそうに笑っていた。