米虫

窓を閉めようとしていたら、虫が飛んでいた。蚊のようにも見えたけれど、蜂かも知れない。怖くなって、急いで閉めた。

気がつくと、ご飯を炊こうとしている。米びつを開けると、そこには小さな虫がわらわらといた。タイヘンだ、お米が食われたぞ!『どうしよう』と少し考えた結果、とりあえず誤魔化そうと菜箸でかき混ぜていた。しかし、『こんなことをしても食べるのは無理だなあ、彼に怒られるちゃうよー』と考えていた。