お料理を食べたい

誰のかはわからないけれど、これから披露宴が始まるらしい。一番後ろの方の席だったから、親族のかもしれない。

私がお料理の写真を撮ろうと張り切っていると、ユカボンに撮っちゃダメだと言われてしまった。「ユカちゃんが撮るんだから駄目ー!」ということらしい。『お古のデジカメをあげたのにそんな仕打ちをされるなんて…お互い撮ったっていいじゃんっ。』と悔しい気持ちになっていた。

最初の料理が運ばれてきた。チョコレートのスープ(ポタージュ?)らしい。中央には何か飾りが添えられている。こんなの見たことないっ。すごくすごく美味しそう。さあ食べようと思った時に、キクエおばちゃんがウーロン茶を持ってきて欲しいと言った。後ろ髪を引かれる思いだったけれど、仕方なく従妹のジュリちゃんと一緒に飲み物のカウンターへと向かった。

気が付くと、駅ビルにいる。キヨちゃんが一緒で、下着売り場を通過してどこかに急いでいる。ロッカーのある場所で、ユカボンの友達のミカちゃんと会った。私は怒ったように、ミカちゃんに何か訴えていた。

遠くから、「ヤマちゃんとトモだよー!」という声がする。大学生の頃に冬期講習をした女の子たちのことだ。私に会いに来てくれたんだな、と思う。2人が走ってきたので私は嬉しくなっていた。

気が付くと、私はまた急いで披露宴会場に戻ろうとしている。誰かに「もうあのお料理残ってないよねえ。フランス料理だもん、片付けられちゃってるよねえ」と言うと、「ないだろうね」というような答えが返って来た。どうしていいかわからないほど悔しい気持ちになった。でもとにかく戻ろう、と思う。

また駅ビルを通過することになるのだけれど、さっきどこを通ってきたのかわからなくなってしまい、焦る。案内板を見ると、パン屋さんを通ればいいことがわかった。一緒にいるミギ(?)にそれを伝えて先を急いだ。

細い道を通る。ところどころに案内の人が立っているものの、よくわからない。帽子をかぶったグレーのウサギが、ちょこんと脇に立っていたりした。道を抜け、雨が降る中、自転車を走らせていた。