革を見分ける

広いスペースにゴザが広げてあり、いろいろな靴が置いてある。私はクイズ番組に参加しているらしい。この中で値段が一番高いモノ以外を選んでいこうという内容だ。

靴ならニオイをかいで革かどうか判別すれば、とりあえず合皮は消去法で消せるに違いないと判断した。靴屋で働いていたのだから、これくらいは出来るだろうという気持ちだった。近付いて奥の靴からチェックしてみる。

靴の内側を見てみると、「革」という表示のあるシールが貼ってあるのを見つけた。スタッフの人、剥がし忘れたのかなぁと思った。シメシメという気持ちでひとつ手前に進む。全部で5つあり、次のが4番らしい。持ってみると、随分軽い。中を見ても「革」とは書いていない。ニオイもしないのでこれは合皮だなと確信した。

まずは4番を消そうと考えていると、脇に洋服が置いてあることに気付いた。『そうか、洋服も含めての値段を考えないといけないんだ』と思いついた。洋服を調べると、それは私の服だった。ノースリーブが何着か出てくる。既に着たモスグリーンの服の他に、まだ着ていないワイン色のキャミソールを発見。『これまだ着てないなー。帰りに来て帰ろうかな』と少し嬉しく思う。今日はオーストラリアから帰国する前日らしい。『でも機内で袖がないのは寒いかも』とも考えていた。

そうこうするうち、遠くから八嶋さんの声が聞こえてきた。「このメガネは竹で出来てるんですよ」と話している。『このシーン、”いいとも”で見たなあ』と思いながら見ていた。

選ぶ時間がなくなってきたことを司会者が告げているようだったのでちょっと慌てる。服を含めて考えるとなるとサッパリわからないぞと思っていた。

場面が変わり、LOMOで飛行機を写そうとしている。低空飛行しているのでなるべく大きく撮ろうとカメラを構えていたのだけれど、シャッターを押そうとした瞬間に飛行機が向きを変えたりするものだから上手くいかない。横で彼もそれを見ていた。

☆ソファでうたた寝中に見た夢。起きたら前に見た「いいとも」の特番の再放送が流れていて、ちょうどゲストたちの私服の値段の一番高い人以外を当てていくコーナーだった。八嶋さんの夢の中でのセリフは、そのまま夢に流れ込んでいたんだなーっと思ったよ。