詐欺師

歩いていると、ウガイがしたくなる。水道を見つけたので蛇口をひねった。蛇口は学校にある物のようにいくつか並んでいる。ここは病院の廊下だな、とわかった。

病院には病気の人がいて、その人たちが水を飲んでいるかもしれない。ここは何科かわからないのだから、蛇口に口を付けないようにウガイしないとなぁと思った。口を近づけたところで、流しに溜まっている水に白いゴミみたいな物が浮遊しているのを発見。蛇口を一度しめてからまた開いてみた。すると、ゴミだと思った物は水中に溜まった空気だとわかった。それは水の中のあちこちにあって、シャボン玉のようでキレイだった。後ろからお母さんと妹がやってきたので急いで再び口を近づけていた。

場面が変わり、トイレに行った。二人の人が何か話している。どうやら商売の密談らしい。儲かるビジネスを教えてあげているところのようだ。しかし、私は教えている人が詐欺師なのだとピンときた。私は個室に入っていったけれど、声は聞こえてきている。詐欺師はあわよくば私をも引っ掛けようと、わざと大きな声で話しているのに違いない。騙されないぞという気持ちで聞いていた。

気が付くとエレベーターの中に居る。大人たちに交じって小さな女の子がいたので、近寄って笑いかけてみた。女の子は満面の笑顔をした後、いろいろと話しかけたり質問したりしてきた。私は『人見知りしないんだなぁ』と思いながら答えていた。

その後、友達数人と見知らぬ商店街を歩いている。前方には男の子たちがいて、私は知っている人なのか確かめようと思っていた。大きな声で話せば振り返るのじゃないかと考えたので試してみたけれど、大して効果はないようだった。

途中、どのシーンか忘れたけれど、おじいちゃんが出てきた。私はいつもみたいに手を上下にふりながら握手をしていた。おじいちゃんの顔色はちょっと赤味があった気がする。

☆昨日はずっと「BE-BOP HIGHSCHOOL」を読んでいたので、詐欺師の部分は間違いなくその中に出てくる「黒ちゃん」の影響。