小さい象

家にいる。ウサギのうんちがいっぱい転がっていて驚いている。チャムおじちゃんがお父さんに「掃除しないとー」と言った。

私は、フリスクのケースのようなもの(銀色)とお菓子の缶を用意した。ケースの方でうんちを拾って缶に入れていくという寸法だ。チャムおじちゃんに「画期的うんち採り器〜」と言いながら自慢げに見せてみた。おじちゃんは、「そういうのデジキューブで買ったんだけどさー、修理に2万円くらいかかっちゃったよ」と言っていた。

台所の方からウサギが走って来たのでうちのコかと思ったら、その後にも別のウサギが続いて来ていた。ウサギ3匹の後にはウサギサイズの象が2頭いた。思わず「ビックリした〜」と声を出してしまった。

そのウサギや象に使うグッズを、従妹のヒロミちゃんが探している。「グッズないの?」と言うので私も一緒に探してみた。丸い缶の中をゴソゴソやるうちに、小さい指輪とか小さい手袋なんかを見つけた。最後には小さい椅子も発見した。見せたらヒロミちゃんは嬉しそうな顔をしていた。

隣りではエリちゃん(従妹)が別の椅子に座ってみている。何ともゴージャス!皆が褒めていて、私も褒めた。ヒロミちゃんは自分がほったらかしにされたと思ったようで、いきなり泣き出してしまった。私は慌てて椅子を見せ、「ほらっ5種類もあるよー」とあやした。そのうちに、相手がユカボンに変わっていた。鼻をピクピク動かしながら泣きやんで、ウフフと笑った。小さい時みたいですごく可愛かった。

チャム一家が写っているハガキが4種類ある。一家4人が水に入っていてポーズをつけているもの。それをエリちゃんとヒロミちゃんがそれぞれ選んだ。動く年賀状だったらしく、写真は映像になった。ハガキの中のヒロミちゃんが何か喋ったりしていた。

場面が変わって。電話が鳴っている。受話器を撮る前から「わーん痛いよー」と聞こえてきた。「友田です」と書いた名札のような物が表示された。私のイメージでは高校教師のセンパイ役だった女の人の顔が浮かんでいた。

その人に挨拶をすることになっているらしい。近くにいたお母さんに「あらヤだ、どんな人?会ったことある?」と聞かれた。覚えてないんだなあ、と思った。お母さんの目のメイクがすごいゴールドで、まつ毛もおかしいくらいに長かった。アイシャドウの幅も不自然に広い。『こんな時なのにちょっと派手だなあ』と思っていた。

私は、看護婦さんに左胸のポケットを縫うか切るかしてもらっていた。私から見て左の辺はやりにくそう。「やりましょうか?」と申し出て私がハサミを握った。でもなぜか変な方向に行ってしまう。少しバツが悪い気分だった。自分のハサミに変えて「これなら大丈夫」と言いながら再開した。でもよく見るとそのハサミはピンキングバサミだった。

気付くと、車に乗っている。お母さんはナビを失敗した様子。道に迷ってるっぽい。お父さんは不機嫌そうだ。目印のセブンイレブンを、別のセブンイレブンと勘違いしたのが間違いだったんだと思った。私から見える範囲だけでセブンイレブンは2軒あった。私はそれを説明して正しい道を理解しようとしていた。