飛ぶ

どこか旅館のようなところにいる。お風呂に入ろうとしたら、ゴリがいた。チラッと見ると、髪を濡らしてヘアセットをしている。何だか思っていたよりもカッコイイんだなぁと思った。

お風呂で髪を洗っていたのだけれど、急に『ここには居られない』と思った。親とケンカしたらしい。悲しい気持ちだった。タオルを巻いて外に出て、商店街の美容院の軒先を借りて髪を洗った。通り過ぎる人たちが皆見ているような気がした。髪を乾かすと、髪が肩までの長さになっていることに気が付いた。こんなに短かったかな?と少し不思議だった。

急いで皆がいる旅館に戻らなくてはいけない。タオルを巻いているだけなので恥ずかしかった。急いでいるので飛んでいくことにして、気持ちよく飛んでいたのだけれど、すれ違う人が皆私のことを見ている。そう言えば、無闇に飛んでいるところを見せるのはよくないなあと思い出し、一度着地した。改めて飛び直し、目に付かないような高さまで飛んだ(と言っても駅ビルの屋根くらいだったけど)。

旅館に戻るとお母さんがいた。てっきり怒られると思って先に「髪洗ってきたの」と言うと、機嫌が良いようで「あら良かったじゃない」と言われた。ホッとした。その後お父さんとも少し話したあとお風呂へ。まだカラダを洗っていないんでした。

洗い終えて部屋に戻ろうとしたら、場所がわからない。ゴリの顔をもう一度見てみたかったけど居場所もわからない。あちこちの部屋を覗いていたら、家族の部屋に到達した。祖父母と従妹家族が寝ている。妹が気付いて「ココだよ。ココに寝ればいいんだよ」と隣を指差した。わかった、と言って私はまた外に出た。

少し歩いていると、ナイナイの岡村さんがいる。これからお母さんと対面するらしい。「泣いちゃうんじゃないの?」と聞いたら少し照れた様子だった。